かつてはアニメと言うと、
夕方6時頃から8時頃までの2時間はアニメが集中している時間帯だった記憶があるのですが、
いつしかアニメは徐々に深夜帯に追いやられて行き~
今では夜9時以降にならないとやっていないアニメの方が多い状況になっているのです。
アニメの枠はどこに?
土日は学校や会社が休みと言う人が多い事もあって、
朝っぱらの早朝6時頃から~10時頃まではアニメや特撮番組が集中的に放映されていますが、
しかしながらかつてのアニメの放映枠だったはずの夕方の時間帯の放映が無くなってしまうのです。。
3月いっぱいで終了する機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズが
TBS系列の局で夕方5時からの放映になっていましたが、
この時間帯のアニメの放映はこの作品で最後になるのです。
ただTBSのアニメ枠は無くなるわけではなく、
土曜日の朝7時~8時に1時間のアニメ枠を作って、
その枠で今まで日曜の夕方に放映していたアニメの二期三期だったり
新作を放映して行く方向なのです。
そもそもどうして夕方にアニメの放映を止めてしまう事になったのかと言うと、
根本的にはテレビ局側の意向が強いと考えられます。
アニメは視聴率の数値がそんなに良くないと考えている上層部がいると、
アニメの放映時間が夕方から撤廃されて行く傾向にあるそうなのです。
地方局でもアニメの放映が多いとされているテレビ東京などでは、
平日でも早朝からアニメの放映をしてさらに夕方のアニメの放映と深夜帯にも~と、
積極的にアニメの放映をしていますが、
それはアニメの視聴率がかなりのウエイトを占めていて
しかもアニメ関連の商品をテレビ局から出せば売れるなどの戦略もあるのです。
深夜帯に多い理由
しかし、アニメと言ったら日本の一大産業で
しかも世界で最もクールなサブカルチャーと言う事で
人気のジャンルだと思うんですが、
テレビ局の運営の意向からするとそんなに重要ではなく
むしろ一部の人しか見ないのでCMの放映ジャンルが限られたり
または、芸能人を使った番組の方が視聴率が取れると思っている人の方が多いので、
そんな放映時間に追いやられて行った背景もあるかも知れませんね。
ただ、最近は深夜帯に移った事で利点も挙げられていて、
夕方の時間帯の放映の頃には過激な表現や性的な絵柄をあまり出さない様に~などの
制限が厳しかったのですが、深夜帯の放映の場合はその制限がかなり緩くなっているので、
作品の表現を最大限に生かせる様になってきている点が、
ある意味深夜帯の放映になって良かったのかも知れません。
いずれにせよ、放映時間が夜中でしかも他の局でも
同じような時間に放映されているみたいアニメがある場合は、
かなり複雑に録画予約をして行かなければならなかったりと、
アニメ好きの視聴者を苦しませる結果になってしまったのは言うまでもありません。